「人気のLEDランタンでキャンプのムードをあげたい!」
「おしゃれなLEDランタンを使ってお家キャンプを楽しみたい!」
LEDランタンは種類が豊富で、お店で眺めていても、どのモデルを買うか迷ってしまいますよね。
最近では、キャンプだけでなく防災用としても注目されているLEDランタン。
この記事では、LEDランタンの購入にあたって、注目してほしいポイントや、失敗しないための選び方を徹底的に解説していきます。
LEDランタン初心者の方に楽しんでもらえるよう分かりやすくお伝えするので、ぜひ参考にしてください!
防災用のランタンはこの記事が参考になります!
LEDランタンの明るさはルーメンで比べよう!
LEDランタンの明るさの単位はルーメン(lm)で表すことができ、一般的に値が大きいほど明るいと思ってください。
電球でよく見るワット(W)とは消費電力のことを指すので、ルーメンで換算することはできません。
ではLEDランタンを明るさで選ぶ時に何ルーメンがいいか?
それは、使う目的や空間によって変わってきますね。まずは以下の表をご覧ください。
ルーメン(lm)値 | W数(相当) | 照らせる目安 | 感想 |
1000前後 | 80W | 100m先まで | ものすごく眩しい。直視できない。 |
500~700 | 40~60W | 15m先まで | だいぶ眩しい。寝室には向いてない。 |
300~400 | 20W | 10m先まで | 手元が明るい。目に優しい。 |
100~200 | 15W | 目の前まで | だいぶ暗いけど足元は照らせる。 |
だいぶざっくりですが、こんな感じです。
1000ルーメンまで行くと、テントでも室内で蛍光灯を付けているくらい明るくなります。
逆に懐中電灯やベッド脇のライトには100ルーメンで十分です。
1台で明るさを調整できるモデルもありますが、商品によって明かりの雰囲気が違います。
メインランタン・サブランタン・防災用など、用途によって数台を使い分けるのがおすすめですね。
LEDランタンの選び方【11のポイント】
LEDランタンはガスや灯油ランタンとは違い、安全で気軽に使うことができます。
最近では、さまざまな種類や機能をもったモデルが発売されているので、特徴をひとつずつ解説します。
選び方① シーンごとの適した明るさ(ルーメン)
ではシーン毎にLEDランタンの明るさの選び方を紹介していきます。
特にルーメンの選び方は、キャンプで快適に過ごせるかを決める一番重要なポイントです。
しっかり確認しておきましょう!
大人数での「メインランタン」には1000前後のルーメンを選ぼう
暗いなかキャンプ飯を作ったり、テントの設営をするなど、サイト内全体を照らすのであれば、1000ルーメン前後のLEDランタンを選ぶようにしましょう。
ただ、近くでキャンプしている人にも明かりが届いてしまうので、明るさの方向を調整するなど、眩しさで迷惑をかけないよう注意してください。
また1000ルーメンともなると、光量が多く、キャンプ場によっては虫が寄ってくることがあります。
そのため少人数でキャンプを行う場合は、500~600ルーメンくらいがちょうどいいですね。
「サブランタン」には150~300ルーメン程度が一般的
テーブルの上に置いたり、テント内にぶら下げるサブランタンには、300ルーメン程度のLEDランタンがおすすめです。
手元を照らすには十分な明るさで目にも優しく、長時間点灯としても問題ありません。(ルーメン値が上がると目が疲れてしまうので…)
またルーメン値が300程度のモデルは、色が変わったり、炎のギミックが働いたりとユニークなモデルが多いんです。
ただし、料理をしたり、読書をするなど手元を照らす明るさとしては、300では物足りなさを感じるかもしれません。
「持ち歩き・テント内」には100ルーメンの明るさがちょうどいい
LEDランタンを枕元に置いたり、夜中散歩に出るときに持っていくなら、100ルーメン程度で十分です。
また光量が少なく目にも優しい明かりは、キャンプのムードを高めるのにも効果的。
低ルーメンに特化したモデルは、暖かい明るさが印象的なので、自宅の寝室用に使っている人も多いよう
です。その手軽さから防災用としても注目を集めており、予備でひとつは持っておくと何かと便利ですよ!
選び方2 給電方法
LEDランタンの基本的な給電方法は、「充電式」「電池式」「自動・手動発電」の3種類。
それぞれ特徴があるので、ここでメリット・デメリットもあわせて確認しておきましょう!
「充電式」は軽くて使い勝手がいい
充電式のLEDランタンは乾電池を使用しないため、軽量で気軽に持ち運びができます。
ただコンセントで充電するタイプが主流なので、充電が切れた時使用できなくなってしまいます。
そのため使用時間が気になるのであれば、USBに対応しているタイプがおすすめです。
別でモバイルバッテリーを持っていれば、明かりが切れてもUSBで簡単に充電できますよ。
「電池式」なら充電が切れる心配が少ない
電池式は、キャンプ場近くのコンビニや売店でも購入できるので、いざ電池が切れても安心です。
ただ電池のぶん本体が重くなってしまう、また、電池を買い替えるのでランニングコストがかかってしまう難点もあります。
充電式の乾電池(リチウムイオン電池など)を利用したり、予備の電池を何本か持っていくのをおすすめします。
また電池の品質によっても明るさや連続点灯時間にも影響が出るので、キャンプに持っていくときは事前に確認しておきましょう!
「ソーラータイプ・手回し充電」はいざって時に役に立つ
太陽光で発電したり、付属のハンドルをグルグル回すことで充電するタイプもおススメです。
充電するまでに時間はかかりますが、電池式や充電式と違い、ランニングコストを心配することはありません。
昼間のうちに忘れず充電しておけば、夜キャンプの時にはしっかり働いてくれますよ!
またサイズが小さければリュックにも入れて置けるので、防災用としても力を発揮してくれます。
選び方3 使用タイプ
LEDランタンには「据え置きタイプ」「2WAYタイプ」「3WAYタイプ」と3タイプがあります。
どのタイプも用途や使い方は違うので、それぞれの特徴をしっかり理解しておきましょう。
「据え置きタイプ」は安定さが持ち味
ランタン本体をテーブルやベッド脇に置いて、明るさを楽しむ一般的なタイプ。
このモデルは、土台がしっかりしていて倒れにくいのが特徴であり魅力です。
不安定な足場でも安定して照らしてくれ、夜釣りやキャンプ飯の調理時にも活躍してくれます。
またアンティークでおしゃれなモデルが多いため、部屋のインテリアとしても人気がありますよ。
「2WAYタイプ」ならテント内で大活躍
据え置きに加えて、本体に専用のフックやカラビナ・磁石がついているのが2WAYタイプ。
テント内の紐やフックに引っ掛ければ、LEDランタンを簡単に吊るすことができます。
上からぶら下げればテント内全体を照らしてくれるので、メインランタンとしても大活躍!
据え置きタイプのように誤って倒してしまう心配もないので、小さなお子さんがいるキャンプにぴったりです!
「3WAYタイプ」は防災用にも使える優れもの
据え置き・吊り下げに加えて、ハンディとしても使用できる3WAYタイプは、最近の主流にもなっています。
ランタン脇に取っ手がついていたり、パネルを取り外したりと、使い方はさまざま。
懐中電灯として夜間の散歩や、防災用に持ち運びができるのがとても便利で、機能性を重視したい人にはおすすめです。
選び方4 サイズ・重量は軽くてコンパクトがおすすめ
最近ではLEDランタンの軽量化がすすみ、キャンプやトレッキングにも気軽に持っていけるようになりました。
本体のみで使用ができるため、灯油式やガス式ランタンで使う付属品(燃料や着火器具など)は必要ありません。
そのため本体重量は平均100g~300gと、通常のランタンよりも軽く持ち運びしやすいのが特徴ですね。
また山登りの荷物を少しでも減らしたい場合、充電式であれば乾電池も不要なのでより軽くなります。
なにかと荷物が多くなるキャンプでは、なるべく軽いモデルを選ぶのがポイントですね。
選び方5 インテリアにもなるおしゃれなデザインをチェック
最近のLEDランタンは、デザインが豊富で、各社ユニークなモデルを発売しています。
ガス・灯油ランタンをモチーフにしたアンティークなデザインや、コンパクトでコロッとしたモデルも可愛くて人気がありますね。
メインランタンとして使用する光量の多いモデルは、機能性を重視しているためシンプルなデザインが主流です。
インテリアとしても使用できるデザイン性を重視したモデルは、150~300ルーメンくらいのサブランタンクラスが多い印象です。
またインスタ映えするような、可愛いモデルも多いので、まずはお気に入りのデザインから探すのもありですね!
選び方6 機能性も重要なポイント
LEDランタンは光量だけでなく快適に使えるかどうか、商品を選ぶ際には重要なポイントです。
ここでは、あると嬉しい便利な機能を紹介するので、選び方の参考にしてください。
明るさ調整エコモードで目を守ろう
LEDの明るすぎる光量(1000ルーメン程度)は目に良くないと言われています。
そのため、シーンによって明るさを調整できる機能がついているものを選ぶようにしましょう。
作業時は手元を照らせるようにハイモードで、テント内で使う場合は明るさを抑えたミドルモードがおすすめ。
また光量の少ないエコモードがついていれば、8時間以上の連続点灯が可能なので、一晩中つけていても問題ありません。
しかもガスや灯油式よりも操作は簡単で、手元のつまみを回したり、ボタンでモードを切り替えるだけなんで
す!
折りたたみフックや磁石があれば幅が広がる
テント内でLEDランタンを使う場合、折りたたみフックやカラビナがついていれば、テントの上からぶら下げられます。
また家で使う場合は、背面の磁石で冷蔵庫や壁にくっつけることも可能です。
ただテーブルや床の上に置くだけでなく、色んな方法でランタンの明かりを楽しむことができます。
モバイルバッテリーに対応していれば充電切れの心配なし
充電式でUSBポートがついているモデルであれば、モバイルバッテリーで充電が可能です。
なかにはLEDランタン本体がモバイルバッテリー代わりとなり、スマホの充電ができてしまうものもあります。
キャンプだけでなく防災用としてLEDランタンを買うのであれば、ぜひとも欲しい機能のひとつですね。
選び方7 連続点灯時間は4時間以上欲しい!
LEDランタンはモデルによって連続点灯時間は異なります。
キャンプ場で使うのであれば、最大モードで4時間以上は欲しいところですね。
充電の持ちを気にして暗いモードで使用すると、手元が見えず危険です。
また乾電池式では電池の品質が悪いと、記載されている時間よりも点灯時間が短くなる可能性も。
ただし、実際に使ってみないと分からないので、購入の際には使用時間に関するレビューや口コミもしっかり確認しましょう。
選び方8 シーンに合わせて電色を変えてみよう
LEDライトは目に負担をかけるブルーライトが多く、長時間使用すると目が疲れてしまうので注意してください。
基本的に光量の強い白色系の明かりは、手元を照らす作業時に使用するようにしましょう。
作業の必要が無い時は、明かりを暖色系に変えられるモデルがおすすめです。
暖色系であれば目の負担も軽減できて、落ち着いた気分になれるため、テント内でもゆっくり過ごすことができますよ。
選び方9 防水性能があれば外でも安心して使える
キャンプでLEDランタンを使用するなら急な雨が心配ですが、防水性能があれば安心です。
とくに乾電池式は漏電する恐れがあるので、外で使用する頻度が多い人はお気を付けて。
防水性能は※IPX値で測ることができるので、購入の際には忘れずに確認しておきましょう。
※IPX値
防水・防塵性を図る値。防水に関してはIPX1~IPX8まであり、アウトドアで使用するならIPX4(あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない。防沫形)以上の性能は欲しいところ。
選び方10 防災用とキャンプ用は別で用意しよう
防災用にLEDランタンを購入するなら、デザイン性よりも機能性を重視してください。
特に連続点灯時間が長いもの、リュックに入れられるコンパクトで軽いものがいいですね。
そして明るさは、300~500ルーメンとサブランタンくらいのモデルを選びましょう。
もし避難所で使うと考えた場合、明るすぎるランタンは周りの人に迷惑をかけることになるからです。
また、スマホやラジオの充電が切れた時には、LEDランタンにモバイルバッテリー機能があると大変助かります!
防災用ランタンの選び方はこの記事を見てください!
選び方11 お気に入りのメーカーを見つけよう
最近では各アウトドアメーカーが、ユニークなLEDランタンを次々と発売しています。
機能性を重視したものから、インテリアにも使えるおしゃれなモデルなどラインナップはさまざま。
お気に入りのメーカーから、自分に合ったモデル選ぶとテンションも上がりますよ♪
「ジェントス」迷ったら選んで間違いなし
日本のライト専門メーカーとして、キャンパーから絶大の支持を得ているのが「ジェントス」です。
無段階調光で明るさを変えられるモデルが多いのも人気の理由。
機能性が高い割には比較的リーズナブルなので、LEDランタンの入門モデルとして、初心者におすすめで
す!
キャンプにおすすめなのがジェントスのこれ!
\温かい光の暖色系LEDランタン!360ルーメンがちょうどいい/
「コールマン」キャンパーならひとつはギアを持っておきたい
老舗アウトドアメーカーであり、キャンプ用品でトップシェアを誇っている「コールマン」も、LEDランタンを発売しています。
これぞランタン!といったアンティークなデザインや、取り外し可能なLEDパッドがついている機能性に優れたモデルが人気です。
LEDだけでなく、ガスや灯油など幅広いランタンを取り扱っており、キャンパーとしては外せないアウトドアメーカーです。
特に、LEDランタンで便利なのがこれ!
4つに分けあえるアイデアはコールマンならでは★
「スノーピーク」コンパクトで可愛いモデルが魅力
新潟県で生まれた日本のアウトドアメーカーで、高性能でデザイン性のあるキャンプグッズを扱っています。
同社は一品一品にこだわりをもって作っているため、使っているだけで上質なキャンプを演出してくれますよ。
LEDランタンは「ほおずき」シリーズが人気。丸っこい見た目と暖かな明るさで、テント内を優しい雰囲気に変えてくれます。
1人1個欲しい小型ランタンはスノーピークの代表作だね
小型で持ち運びに便利!名前もカワイイ「ほおずき」
「ロゴス」中級者向けのLEDランタンが豊富
「家族」をテーマに、親子でも楽しめるキャンプ用品を作り続けてきた日本のアウトドアメーカーです。
LEDランタンは他のメーカーに比べると、価格は高い印象ですね。
ただリモコン式で遠隔操作が可能だったり、USBにつなげられるアンティークなランタンなど、ユニークな特徴が多いのも魅力。
一味違ったLEDランタンを楽しみたい、中~上級者の方におすすめです。
ロウソクの炎のようなゆらぎモード搭載なのはコレ
\3個セットだからファミリーキャンプにぴったり/
「ルーメナー」とにかく光量重視の人におすすめ
クラウドファンディングサイトで資金を集め、制作されたルーメナーシリーズ。
2020年に発売されたシリーズ最新の「ルーメナー2」では、なんと最大1500ルーメンの明るさを実現しました。
見た目のスタイリッシュさ、10000mahの電池大容量など、機能性も含めて今やキャンパーに大人気のLEDランタンです。
\スタイリッシュで大光量/
「ブラックダイヤモンド」レトロなモデルが好きな人にはぴったり
名前のゴツイ感じとは対照的に、コンパクトで軽く気軽に持ち運べるLEDランタンが多いメーカー。
値段もリーズナブルで、キャンプ初心者の女性にもおすすめです!
特に3本脚でちょこんと立つ姿が可愛い「アポロ」は人気のモデル。
キャンプだけでなく、アンティークな家具が多い部屋のインテリアとしてもぴったりです。
アポロ!?名前がかわいすぎヤロ~
「ソーラーパフ」太陽光発電の代表モデルを発売中
「世界の夜に太陽を」のキャッチフレーズで、太陽光発電のLEDランタン「キャリーザサン」を発売しているメーカー。
コンパクトな箱型と暖色の柔らかい光が特徴的なLEDランタンは、女性キャンパーに大人気です!
8時間の充電で最大72時間の使用が可能であり、防水性や耐久力にも優れている万能なモデル。
本体をたたんでバックパックにぶら下げておけば、充電しながら登山やアウトドアも可能です。
昼間のうちに充電しておけば、夜は充電いらずで幻想的な明かりを楽しむことができますよ。
「キャプテンスタッグ」幅広いラインナップから選べる
アウトドア用品の総合ブランドとして、キャンプ用品だけでなくサイクリング・ガーデニングまで幅広く展開しています。
アンティークなモデルから、ライトが炎のように揺らめく変わったモデルと、LEDランタンの種類もたくさん。
他のメーカーに比べると、値段も良心的で、5000円以内で買えるモデルがほとんどなのが嬉しいですね。
いろんなLEDランタンを試してみたい人には、おすすめのメーカーです。
アンティーク調がおしゃれでいいな♪
\電色も暖色系ですよ/
まとめ
LEDランタンは使うシーンや機能、メーカーによって選び方は変わります。
特に光量(ルーメン)は快適に過ごせるかどうかを決める重要なポイントなので、購入前にはしっかり確認しておきましょう。
お気に入りのLEDランタンを手に入れるためにも、今回紹介した選び方をぜひ参考にしてください!
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